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iPhoneSE(第2世代)を購入。4万円台で購入できる最新iPhoneはどう?

iPhoneSEの第2世代を発売日に購入

iPhoneSeの箱開封

2020年4月24日、iPhoneSEの発売日。待ちに待ったiPhoneSEの第2世代が自宅に届きました。

初代iPhoneSEの発売は2016年3月。4年ぶりに発売となった新型SE。

購入はアップルストアオンライン。4月17日から予約開始ということで、仕事中にポチりました。

購入したのはSIMフリー版の(PRODUCT)REDの128GBモデル。金額は税抜49,800円でした。

iPhoneSE(第2世代)はどんな機種?

iPhoneSE新旧比較。

名機と言われた4インチのiPhoneSE。並べてみると古さを感じます。

iPhoneSE新旧比較iPhoneSE初代との比較(右が初代iPhoneSE)

 

iPhoneSEの第1世代は2016年発売。iPhone 6s(plus)に搭載されていた当時最新のA9というCPUを2013年発売のiPhone 5sのボディに詰め込んだ機種として登場。

その小ささと安価な価格から人気となり、2017年度はアンドロイドを含む全スマートフォンで3番めに売れた機種となりました。

SEは『SPECIAL EDITION』の略で通常モデルとは違い、まさに特別モデルとしての位置づけです。

4年ぶりの登場となったiPhoneSEの第2世代を乱暴に言うと、2018年に発売されたiPhone8のボディに最新機種iPhone11の処理能力をぶっ込んだスマホと言えます。

見た目はiPhone8と変わらない

iPhone8のボディパーツを流用することでコストダウンを図ったということもあり、画面だけを見て違いが分かる人はまずいないでしょう。

サイズはもちろん、見た目もiPhone8と同じと言えます。それどころか、その前のモデル、2016年発売のiPhone7や2014年発売のiPhone6とも見た目違いは少ないといえます。

発売日 2020年4月24日(キャリア販売は2020年5月11日)
SoC A13 Bionic
RAM 3GB
ROM 64GB/128GB/256GB
画面サイズ 4.7インチ
サイズ 幅67.3mm 高さ138.4mm 厚さ 7.3mm
重量 148g
5G 非対応

良く言えば安心できるデザイン。悪く言えば見飽きたデザインと言えます。

左:iPhoneSE  右:iPhone8

 

背面には違いが発見できます。

どちらも表面はガラス加工で非常に美しい。それまで上部に位置していたアップルのマークが中央に、「iPhone」のロゴもなくなりました。これはiPhone11シリーズから取り入れられたデザインで第、2世代のSEも同様のデザインに変更されています。

ちなみに写真のiPhoneはプロダクトレッドというカラーなのですが、色味も少し違います。iPhone8の方が深紅というか濃い赤という印象です。

重ねてみると鏡に映ったかのよう。
違いを発見できるのは困難です。

価格と容量

64GBモデルの45,000円はiPhoneにしてはかなりの安さと言えます。

64GB 128GB 256GB
44,800円 49,800円 60,800円

1番安いモデルが64GBの44,800円(税抜)。プラス5,000円で128GB。256GBは一気に値段が跳ね上がり60,800円。言うまでもなく1番コスパがいいのは128GBモデルと言えるでしょう。

普段使いなら64GBで十分ですが、写真や動画をいっぱい撮りたいという方は128GBをオススメします。256GBは・・・よほどのことがない限り必要ないでしょう。

それでもアンドロイドスマホに比べると安くない価格です。
ミドルレンジクラスのアンドロイドスマホは3万円台で購入も可能。しかし、処理能力も控えめな端末が多いのが現状です。

なぜ安いと言えるかはSoCと呼ばれる処理チップがハイエンドモデルと同じと言う事なのです。

SoCは最新機種であるiPhone11(Pro)と同じ

アンドロイドを含めた全スマホの中でもトップクラスの処理能力を誇るiPhone11シリーズ。

iPhoneSE(第2世代)は、そのiPhone11(Pro)と同じA13 BionicというSoC搭載のスマホであることを考えると相当なコスパであることは間違いありません。

ちなみにiPhone11の価格は64Gモデルで74,800円。画面サイズやカメラなど性能差はありますが、30,000円もの価格差となっています。
iPhone11 Proの64Gモデルは106,800円。iPhoneSEとの価格差はなんと62,000円になってしまいます。

使い慣れた端末で最新の処理能力を搭載した第2世代のSEはまさに『SPECIAL EDITION』なのかもしれません。

SoCとは

System on Chipの略。

コンピューターの頭脳ともいえるCPU、GPU(グラフィック処理装置)、メモリやモデムなど様々なインターフェイスをひとまとめにした半導体で、スマートフォンには欠かせないチップ。
小型で省電力といったメリットがある。

カラーバリエーション

カラーバリエーションは3色。ブラック、ホワイト、(PRODUCT)REDの3色。

(PRODUCT)REDはレッドカラーです。

(PRODUCT)REDは

iPhone SE (PRODUCT)REDを買うたびに、COVID-19対策のために「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に直接寄付されます。

フロント部分はブラック仕様のみ

しかし、iPhoneSE(第2世代)のフロント部分はブラック一種類のみ。ここは大きな違いです。

この辺も低価格を実現するための努力なのでしょう。

アップル公式HPからの写真です。iPhone7、iPhoen8のホワイトモデルを見てみると液晶画面のベゼルは白色。白いベゼルが好みだったユーザーには妥協が強いられる結果になりました

ホームボタンと指紋認証が復活

アップルのホームページでは

「ただいま。ホームボタンです。」

とホームボタンが紹介されています。

そうです、ホームボタンと指紋認証が復活いたしました。

2018年発売のiPhone Xよりホームボタンは廃止され、そのボタンに配置されたTouch ID(指紋認証)もなくなりました。

Touch IDの代わりに採用されたFace ID(顔認証)は高いセキュリティを誇る反面、マスクを外さなければ認識してくれない、カメラを顔に向けないと認識しない、など決して便利といえません。

多くのユーザーがTouch IDの復活を歓迎するのではないかと思います。

アンドロイド端末は、顔認証に加え、画面内指紋認証機能を備えたモデルも多数出てきました。アップルは一度切ったものは再び採用しないと言われていますが、画面内認証は採用しそう。今後のアップルの戦略はどうなるのでしょうか。

カメラ性能もiPhone11に匹敵?

第一世代のSEに比べると大きく画質は向上。

iPhoneSEはシングルレンズの12Mピクセル。iPhone11はダブルレンズの12Mピクセル、iPhone11proはトリプルレンズの12Mピクセルと性能差は大きい。しかし、iPhone8と同じカメラレンズでありながらA13BionicとiOS13のおかげでかなりの高画質で撮影することができます

カメラの性能はレンズ数や画素数ではなくソフトウェアによって大きく向上させられる事がよく分かります。

新しいiPhoneのようなナイトモード(夜景モード)はないもののそれなりの写真が撮れます。1眼レンズながらボカシの強弱がつけられるポートレートモードが可能なところなど、iPhone XRに採用されたエンジンがそのまま搭載されているのではないでしょうか。

iPhoneSE(第2世代)

iPhoneSE(第1世代)

iPhoneSEの第2世代と旧モデルのiPhoneSEの写真比較です。何の設定もせず撮影しています。

どちらもカメラも12Mピクセル。レンズの明るさは第1世代がF値2.2、第2世代がF値1.8と明るくなってます。写真を見てみると第2世代の方が鮮やかな印象で、ボケもキレイです。F値が1.8になったことがよくわかります。

しかし、意外にも第1世代のiPhoneSEも健闘しています。明るい場所での撮影ならそれ程差は感じないかもしれません。

残念ながらiPhpne11を持ってないので画像比較はありません。

iPhpneSE(第2世代)のここが残念

安価で高性能なiPhoneSEですが、残念に感じるポイントもいくつかございます。

全画面スクリーンじゃない

ディスプレイは上下に大きくベゼルが配置。

1018年発売のiPhone Xからベゼルなしの全画面になりました。やはりiPhoneSE(第1世代)に比べるとかなり大型化したとも言えますが、

シングルカメラは物足りない

iPhone8がベースになっているので仕方はないが、シングルカメラは時代遅れ。

アンドロイドスマホの場合、低価格モデルでも2眼、3眼は当たり前。

iPhone11に採用されたナイトモード(夜景モード)も不採用インカメラもiPhpne11の12MPにくらべiPhoneSE(第2世代)は7MPと劣ります

よりカメラ性能を重視するユーザーはiPhone11や他のアンドロイド端末を検討した方が良いでしょう。

5Gには非対応

残念ながらiPhoneSE(第二世代)は4Gのみの対応で5Gには非対応です。

2020年、スマホのトレンドは5Gです。すでにアンドロイド5G通信可能なスマホが多く登場しています。2020年秋発売予定の新しいiPhone12も5Gに対応してくるはず。そう思うと少し残念ではあります。

ただし、今のところ5Gの恩恵が受けられるのは非常に限られた一部のエリアのみ。5Gエリア内にいても今のスマホの通信量程度なら4G通信で十分まかなえます。5G対応コンテンツはまだまだ未熟で発展途上。現状5G対応スマホも5Gの電波を受信できるだけに過ぎません。

おそらく2~3年は5Gスマホじゃないと困ることはないでしょう

5Gとは

「G」は「Generation」(世代)の意味。第5世代の移動通信システムのこと。4Gに比べ通信速度は20倍、遅延は10分の1、同時接続台数は10倍と言われています。

5Gが普及すると、電化製品、自動車、産業機械、医療機器など様々な製品がインターネットに接続され、世の中が便利で安心・安全で質の高い暮らしに変わると言われています。

まとめ

高機能は必要ない。しかし処理能力だけは早いほうがいいというユーザーにはもってこいの端末ではないでしょうか?

また、スマホ初心者や高齢者にもオススメできると言えます。ほどほどの価格で購入でき、軽くて持ちやすく、処理能力も高いので長く使えることでしょう。