iPad mini5(第5世代)を購入して約半年。
半年使ってみたipad mini5のレビューと、良かったところ、悪かったところをご紹介します。
結果的に買ってよかったと思う機タブレット端末です。
いろいろ使っていく中で、こんなメリット・デメリットがあるのがわかりました。
iPad mini5を所有するメリット |
片手で持てるタブレット端末は素晴らしい。 |
イヤフォンジャックがあるので気軽に有線ヘッドフォンが使える。 |
Apple Pencilが使えるのでお絵かきやメモが楽しい。 |
バッテリが長持ちで安心して使える。 |
iPadOSでPCの代わりになる。 |
iPad mini5のこんなところがデメリット |
デザインが古く所有する喜びは薄い。 |
カメラなどは現在のスマホに劣る。 |
スピーカー音質はイマイチ。 |
こんなところです。
最後に、セルラーモデル・Wi-Fiモデルと2種類存在しますが、僕はセルラーモデルをオススメします。その理由もご紹介します。
![iPad mini5の画像](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/d4ab86c7-0bd2-4a7d-b435-42fd877013fb-2311-0000051bb483f771-e1574093914429.png)
新型iPad mini 5のデザインは?
![](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/st52693_ipadmini-08.jpg)
iPad mini5のデザインは目新しさもなく非常に古くさいデザインです。
アップルのiPhone&iPadのラインナップを見てみると、大画面化の波が来ていることがよくわかります。スマホもタブレットもベゼルレス(ふちなし)化が進んでいます。
もちろんアップル以外でも同じです。
2012年発売のiPhone5は4.5インチでした。今のiPhone11 pro MAXは6.5インチにまで拡大していますし、Galaxy S10+も6.4インチです。
初代iPad miniは2012年発売以来7.9インチのままで、以前のスマホに比べるとその差は少なくなっています。
ディスプレイ大型化の波にも乗らず、ディスプレイサイズもそのまま。ホームボタンもそのままです。そしてイヤフォンジャックもそのままなんです。
Face ID(顔認証)ではなくTouch ID(指紋認証)と旧タイプです。
性能は向上しましたが目新しさは特になしです。
iPad mini5のここが良かった
6ヶ月使い続けてやっぱり思うことは「使いやすくて便利」ということです。
見た目は昔から変わってないiPad mini5の一体何がいいのでしょうか。
僕の個人的な意見をまとめてみました。
サイズ感がちょうどいい
![片手で持てるサイズのiPadmini5](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/-2019-11-11-21.54.45-e1574093407517.png)
大画面化が進むスマホとのディスプレイサイズの差がなくなっているのは事実です。
しかし、片手で持てるサイズ感がとても優秀です。
重さも300g、文庫本2冊分で電子書籍の閲覧にも適してます。
このサイズならウエストポーチにも入るサイズですし、大きめのポケットにも入ります。
電車内で10.5インチのiPadを利用するには隣の人の目線も気になりますが、 iPad mini5なら目立たず利用ができそうです。
このサイズなら電車内や飛行機内でも目立たず電子書籍や電子コミックも閲覧できるのです。
とにかくこのサイズ、よく出来てます。
古くさいデザインもいい
![iPadmini5のデザインは?](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/-2019-11-11-21.48.11-e1574093492542.png)
いろいろな方のレビューを見てみると、このデザインが大きなマイナスポイントとして紹介されています。
しかし、古くさいデザインながら、このデザインのおかげで恩恵を受けられる部分もあります。
電子書籍などの閲覧時、画面に触れずにベゼル部分を持つことで画面がとても見やすいのです。
iPhoneではすでに廃止されたホームボタンやTouch ID(指紋認証)もなにげに便利です。
画面に触れてしまうと、意図しない動きをすることもあります。
Amazon Kindleがあえてベゼルを残しているのがわかる気がします。
![AmazonKindle](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/618RnCYy2IL._SL1000_-300x300.jpg)
時代の流れでもあるベゼルレスが正解とは言い切れない。
iPad mini5のデザインはやっぱり優秀。
イヤホンジャックがある
イヤフォンジャックがあるのが便利です!
現行のiPhoneからは2016年にイヤフォンジャックは廃止されてしまいました。防水性能の確保からイヤフォンジャックの廃止は仕方ないかもしれません。
しかし、いまだにイヤフォンジャック復活を叫ぶユーザーも多いのです。
ワイヤレスヘッドフォンを使えばいいのでしょうが、電池切れを起こすと有線のヘッドフォンを使いたくなります。
イヤフォンジャックのおかげでワイヤレスヘッドフォンも有線ヘッドフォンも両方同時にも使えるのが利点。
Apple Pencilが使える
![Apple Pencilの写真](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/2-12.jpg)
iPad mini5からアップル純正のタブレット向けペンシル「Apple Pencil」が使えるようになりました。
これで、お絵かきやメモもが簡単にできます。
以前からタブレット用のペンというものがありましたが、Apple Pencilは紙に書いている感覚で使用が可能です。
かつてのタブレット用ペンは、指でなぞるのを代用してるに過ぎません。書いてる途中に小指などが触れると誤動作を起こします。
イラストレーターが使うペンタブレットの代わりにもなり、お絵かきをするユーザーには待望の新機能というわけです。
使えばわかるのがApple Pencilの便利さです。
バッテリーの持ちがいい
とにかくバッテリーの持ちが良すぎます。
実際は旧モデルと比べると持ち時間は変わってませんが、そこらへんのスマホと比べると格段に持ってくれます。
アップルの説明する仕様によりますと、Wi-Fi利用時で10時間のビデオ再生に耐えることが出来るようです。
実際、通常の使用であれば2日ぐらいは普通に使い続けられますし、普段使いで移動中に充電はしたことがありません。
お出かけ時、Webの閲覧やマップを見たりメッセージの確認など、いろいろ使って帰ってきても60%以上バッテリーが残っています。
動画の視聴は相当バッテリーを使いますが、Webの閲覧やゲームなどではそれほどバッテリーは減りません。
スマホとiPad mini5と2台持ちで使い分けると、スマホ自体のバッテリー節約にもなるんです。
丸1日使ってもへこたれないバッテリーは優秀です。
価格が安い
スマホではありませんが、iPhpneと比べるとiPad mini5はかなりの安さです。
iPad mini5の64GWi-Fiモデルの場合45,800円で購入可能です。
プロセッサーはiPhoneX&iPhoneX MAXと同じでありながら、iPhoneX&iPhoneX MAXの半額以下で購入が可能です。
動作もとても軽快でサクサクです。
携帯電話ではないので電話はできませんが、iPhoneシリーズより画面も大きく、サブ機としてはコスパは最高です。
新しいOSの登場でさらにPCライクのような使用感
![](https://digirevi.com/wp-content/uploads/2019/11/スクリーンショット-2019-11-11-22.54.13-1024x495.png)
2019年9月からiPad OSという専用OSを使用することなりました。
今までiOSというOSを使っていました。iOSはもともとスマホであるiPhone用のOSです。iPhoneと同じOSを元に設計され、iPad用に改良された機能を搭載していただけでした。
2019年からiOSから分離し、iOSをベースとしながらもiPadOSとして改めてiPadの専用OSとして登場いたしました。
これは大きな変化です。
これによってかなりPCライクな使い方ができるようになったのです。
具体的には、
- マウスが使えるようになった。
- キーボードショート買った機能の充実。
- 画面分割で2つのアプリ(You TubeとTwitterなど)を同時に扱えるマルチタスクの強化。
- PCのようにファイルを扱うことができる。
などなど、他にも多くあります。
画像編集のフォトショップや動画編集のラッシュCCも使えるようになりました。外部SDカードなどにも読み書きできるので、本体の容量に気を使うことがなくなりました。
別途ワイヤレスキーボードなどを繋げばノートPCのような使用も可能です。
iPadOSのおかげてさらに便利になりました。
PCライクに進化したiPad mini5なのです。
iPad mini5のここが残念
iPad mini5には大変満足しているのですが、いくつか残念な点も見られます。
使い方や用途によってはカバーできる部分もありますが、単体使用ではオススメできない部分をデメリットとしてお伝えいたします。
目新しさがない
良かったところでも紹介しましたが、逆にそのデザインは残念な部分としても上げられます。
何が残念かと言うと、2012年の発売した初代iPad miniとデザインがほとんど変わっていないのです。薄さが変わったり、わずかに音量調整ボタンの位置が変わったり、マイクの位置が変わったりという変更はありますが、見た目は一緒。
ある意味2012年で完成されたデザインだった、ということなんでしょうか。
やはり新しいモノ好き顧客は購入意欲が湧きません。
新しいモノ好きユーザーが欲しくなるような変化があればよかったです。
カメラの性能が低い
カメラ性能を見ればiPhoneやAndroidスマホに比べるとかなり劣ったスペックとなっています。
正直iPadmini5はカメラ性能を重視していません。
フロントカメラは前モデルと同じ800万画素しかなく、手ブレ補正もなくフラッシュもありません。
かろうじてインカメラは120万画素から700万画素にアップしており、高画質でのビデオ通話が可能になりました。
重さ300gといえiPad mini5は手ブレなどなども起こしやすく、カメラ機能はiPhoneやAndroidスマホがあるから必要なしと判断したのでしょう。
時代遅れのカメラスペック。
実際はスマホと2台持ちする人が多いと思われます。
iPad miniに高スペックなカメラは必要ないかもしれません。
Apple Pencilは第1世代しか使えない
Apple Pencilが使えるのはいいことです。しかし、使えるのは第1世代のApple Pencilです。
現在最新のApple Pencilは第2世代。第2世代は、iPadのサイドにマグネットでくっつきワイヤレス充電が可能です。
第1世代の充電はiPadのケーブル端子にぶっ刺します。
このぶっ刺しスタイルは怖いです。足で蹴飛ばせばポキっと逝くこと間違いなしで、キャップもなくす気がしてしょうがない。
いや、キャップどころかペンシル自体をなくしそうです。
もしあなたが、Apple Pencil第2世代を所有しているのなら、iPad mini5のためにに第1世代のペンシルを新たに購入しなくてはなりません。
Apple Pencil第2世代に対応してほしかった。
ただし第1世代の方がお安く買えます。
スピーカー性能が低い
スピーカーはステレオタイプですがスピーカーの位置が片側のみです。
一応2スピーカーでステレオですが、片側からの音が出るためモノラル感覚です。iPad Proなどは上部と下部にスピーカーが配置されており、画面を横に向けたとき左右からステレオサウンドが放たれますが、iPad mini5は片側からしか音が出ません。
イヤホンを使えば問題がないでしょうが、複数人で動画などを見る場合はその音質に不満が出てきます。
長時間の動画視聴などでは耳疲れを起こすでしょう。
購入はセルラーモデル・Wi-Fiモデルどちらがいい?
iPad mini5はセルラーモデルとWi-Fiモデルの2種類となりますが、一体どちらがオススメなのでしょうか?
Wi-Fiモデルで十分という方も多くいらっしゃいますが、ご予算の都合が付けばセルラーモデルをおすすめします。
Wi-Fiモデルでもスマホからのテザリングなどで屋外でネット利用は可能ですが、セルラーモデルは画面を起動してすぐネットに繋がるのは快適そのもの。
Wi-Fiモデルの場合、テザリングの接続設定をスマホで行い、接続を待てば屋外でも問題なく使用できます。ただし、接続に手間も時間もかかりストレスを感じることでしょう。
さっと出してスマホのように利用し、さっとしまう。機動力が武器のiPad miniです。
他にもセルラーモデルをおすすめする理由があります。
意外と紹介されてないのですが、セルラーモデルにはGPSが付いています。
GPSとは簡単に言うと「地球上の現在位置を測定するためのシステム」のことで、数あるGPS衛星(人工衛星)の信号を受信して自分の位置を把握しています。
Wi-Fiモデルもある程度位置情報を把握できるのですが、正確ではなく位置情報の特定も遅いです。正直Wi-Fi機能だけではマップアプリの快適利用は辛いです。
ネット利用だけならWi-Fiモデルでも問題はありませんが、出先で地図アプリを開くことが多い人だとGPSが付いたセルラーモデルにしましょう。
セルラーモデルはカーナビとしても普通に使えます。
格安SIMが選べる昨今。安いSIMでもいいのでSIMを刺せるセルラーモデルをオススメします。僕も楽天モバイルのデーター通信3.1Gプランを1ヶ月900円でを利用しています。
自宅やオフィス中心で使う人は価格も安いWi-Fiモデルでも十分ですね。
格安SIMでお安く運用できるセルラーモデルがオススメ。
自宅使用がメインの方はWi-Fiモデルでも十分です。
用途に合わせてiPadを買いましょう。
iPad mini5の価格情報
モデル | 容量 | 価格 |
Wi-Fiモデル | 64GB | 45,800円 |
Wi-Fiモデル | 256GB | 62,800円 |
セルラーモデル | 64GB | 60,800円 |
セルラーモデル | 256GB | 77,800円 |
最廉価モデルなら税込みでも5万円を切り、かなりお買い得な価格設定となっています。
一番安いモデルと一番高いモデルとの価格差は32,000円。
64Gモデルと256Gモデルの価格差は17,000円。
Wi-Fiモデルとセルラーモデルの価格差は15,000円。
ヘビーに使う人でない限り64Gモデルで十分ではないでしょうか。
動画編集アプリや容量の大きいゲームなど多数入れる人は256Gモデルがいいでしょう。
まとめ
使ってみて改めて思うことは、性能も高くその便利さに感動します。
昔のiPad miniはiPadの小型版というイメージでしたが、今回のiPad mini5は不思議なことに全然そんなことは感じません。
昔に比べると今は動画視聴の時代。スマホより動画も見やすく快適。
Apple Pencilの使用が可能になってたり、iPad専用のOSが装備されたりと中身の変化が半端ないです。
ほんとに購入してよかった端末だったと思います。
iPad miniの利用方法は人それぞれ。自分なりの使い方でiPad miniを楽しんでください。